オートキャンプの設営・撤収時間を短縮する。

オートキャンプの設営・撤収時間を短縮する。

2012年に、オートキャンプを始めてちょうど4年。

長男とママとパパの3人でスタートしましたが、次男と末娘が家族に加わり、ますますにぎやかになってきました。

キャンプを始めてから、一貫して課題となっていることがあります。

それはキャンプ道具の設営と撤収の時間を短縮すること。特に撤収を早くすることで最終日の余裕を確保したい。

キャンプを初めた頃の話です。キャンプ場に到着したら、

  • まずはテントの設営
  • 次は晩ごはん
  • お風呂
  • 子供の寝かしつけ
  • 疲れて大人も寝てしまう。。。

朝起きたら、

  • シュラフの乾燥
  • 朝ごはん
  • その後はもうひたすら撤収
  • 疲れきってチェックアウト時間ギリギリにキャンプ場を後にする

ってパターンが定番。全く余裕なし(笑)

子どもと遊ぶ時間もほしいし、大自然の中でゆっくり昼寝とか読書とかもしたいのに!

あれから5年。末娘が生まれてママの手が借りられないので、パパ一人でほぼ全部の工程をこなしていますが、 昔と比べると圧倒的に早く設営・撤収ができるようになってきました。

もしかしたら半分くらい?いやもっと早いかも。

ちょっとした工夫の積み重ねで、ベテランのオートキャンパーさんにしてみれば当たり前のことばかりかもしれませんが、5年目を迎えて一度まとめてみます。

この記事は、

  • キャンプの設営・撤収ってなんでこんなに時間がかかるんだろう?
  • キャンプ道具の片付けが大変すぎて、ゆっくり遊ぶ時間が取れない。
  • キャンプで撤収時間を短縮するためのコツが知りたい。

そんな方のご参考になれば嬉しいです。

結論

まず結論から書きます。

仕事量を減らす!

当たり前ってツッコミがいきなり入りそうですが、これに尽きます。

こなせる仕事量は人数×時間です。もちろん個人の能力にも左右されるけど、慣れてくりゃーそんなに向上するもんではありません。

仕事量を減らすったって、やることは決まってるから無理だよ〜

ってことは、意外となかったりします。

その作業、ほんとにキャンプ場でやらなきゃダメ?

シュラフの撤収

例えば、パパの朝一番の仕事は家族全員のシュラフを干して乾かすことでした。シュラフって一晩分の汗を吸っているので、しっかり乾かしておかないと次回気持ちよく使えないもんね。

ポールを立てて、紐を渡して、干して、時間を見計らって取り入れて、、、、

これいらないです

朝起きたらいきなりシュラフを袋に収納します。袋に収納したシュラフは、そのまま車のルーフボックスの定位置に収納。干すのは家に帰ってからベランダに干します。こっちのほうが天気が良いタイミングを選んで好きなだけ干せるし、ポールを立てたり紐を渡したりする手間も不要。なによりキャンプ場の貴重な時間をロスせずに済みます。

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焚き火台の掃除

たんこぶ家は、これも家に帰ってから。タープと理由は同じです。家でやったほうがしっかり乾かせるし、掃除道具も充実しています。掃除道具を持って行かないから、車もちょっとすっきり!!

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アイテムの定位置を決める

次のポイントですが、撤収日は各アイテムを最終収納場所にすぐ移すことで、残りの撤収作業の邪魔にならなくなり効率が良くなります。

とりあえず椅子の上とか、空いてる机のスペースにおいてしまいがちですが、これをすると椅子を使おうと思った時にまた別の置き場所を探す仕事を作ってしまいます。これがどんどん積み重なって悪循環。

要は各アイテムの定位置を決めてしまう

キャンプ場についたら定位置に移動、撤収するときも決まった収納場所に移動。

これだけ!!

でもこれ、結構難しい。片付ける順番に収納できるとは限らないから。ここは結構頭をつかうところです。でも一度決めたら楽になるのでパズル感覚で決めてしまいましょう。

このとき、片付ける順番を意識すると簡単。

朝一番に片付けることができるものを奥に、椅子やタープやクーラーボックスなど、最後まで出しておきたいものは手前に収納するといい感じになります。

たんこぶ家の場合は、シュラフなどのテントの中身は、車の上のルーフボックスと決めています。朝起きて寝床を片付けたらルーフボックスにポンポン入れてしまう。

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ランタンやスリーピングマットなど夜しか使わないものは、車の床下収納にしまいます。ここは上に荷物を入れてしまうとアクセス出来ないのでアイテム選定は慎重に。

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最後に、クーラボックスや細かい道具入れなど、最後に残しておいたものを車の後部収納に閉まって完了!ルーフボックスと、床下収納に大半は入ってしまうので、ここに入るのはこれくらい。

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テントの違いは大きい

テントってほんといろいろ種類がありますよね。買うとき迷いませんでしたか?

うちもすごい迷いました。

ひとつ目のテントはスノーピークのトルテュProという2ルームシェルターです。

このテント、快適さとかっこよさという意味では、ほかは考えられないほどです。入り口が4面にありますが、全てメッシュにすることができます。これに加えメッシュの窓が6つもついていて、フルメッシュにすると夏でも風通し最高の空間が生まれます。天井が分厚いおかげで日差しも跳ね返します。雨も風もへっちゃら。見た目もおしゃれ、存在感も抜群。言うことないです。

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難点は、ご想像の通り、重い・でかい・時間かかる。

今年は末娘が生まれて、ママがキャンプに行けませんが、パパ一人でこのテントを設営・撤収する?って考えた時に、今より子どもと遊ぶ時間がなくなるのはちょっとムリ!ってなりました。

そこで導入したのがモンベルのムーンライト7。

これほんとに早いです。トルテュだと1時間近くかかっていたテントの設営・撤収が劇的変化。ムーンライトの場合、設営は20分軽く切ります。撤収はもっと早く10分位。

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とはいえ、トルテュの快適さとカッコ良さも捨てがたく、2泊以上の長期滞在のときはトルテュ、一泊二日のときはムーンライト、と言った感じで使い分けていこうと考えています。

タープを使って、撤収の効率UP

たんこぶ家は、当初タープ無しでキャンプをスタートしました。快適な2ルームシェルターがあったので、必要性を感じていませんでした。でも撤収時間で悩んでいた時、ふと気づいたんです。2ルームシェルターは快適だけど、これを片付けると日除けがなくなっちゃうから最後まで片付けられない。その時間を確保しないといけないから、ぎりぎりまで遊べない。

もしタープがあったら、ほかのものをさっさと全部片付けちゃって、時間ぎりぎりまで遊べるんじゃ?

ということで早速実行。テントと色を合わせてスノーピークのHDタープシールドヘキサLというのを購入。MとL、サイズで結構迷いましたが、店員さんのでっかいほうが絶対いいというコメントでLにして正解。このくらいの大きさがないと、家族が快適に過ごしながら、荷物も置くスペースを確保できないと思います。

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でかさの割には設営・撤収は超カンタン。時間も10分位かな。

これまた簡単収納の椅子とテーブルとを組み合わせて、ついこの間の森のひとときキャンプでは、チェックアウト15分前まで遊んでいることができました。2時間前から必死に片付けていた昔を思うと、感動的。

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でも結局、先に片付けるか後で片付けるかの違いでしょ?って思う方がいるかもしれませんが、ちょっと違うんです。

最後まで片付けられないと、最後に一気にやるので大変。でもちょこちょこ片付けられると、車に行くついでに運ぶとかでいつのまにやら片付けちゃうことができます。これほんと。

設営の時もタープは大活躍

タープの場合、10分位で設営できるので、机と椅子をおいたら、あっという間に快適空間ができあがり。あとはくつろぎながら必要な物をぼちぼち出していきます。2ルームシェルターだけの時は、ここまでに1時間以上かかっていたから、くつろげるまでの時間は雲泥の差。

そしてテントは夕方まで設営しません。サイトに着くなりテントの設営を始める人を結構見ますが、夜まで使わないんだからわざわざ暑い昼間に立てる必要はないという考え方です。

まとめ

ポイントをまとめておきます。

  • キャンプ場での仕事量を減らす(帰ってからやる)
  • 各アイテムの定位置を決める。
  • キャンプ道具を選ぶときは、収納にかかる時間も考慮に入れる。
  • 片付ける順番を考えておく。

設営・撤収時間を短縮すると、キャンプ場での自由時間が増えます。

みなさんの遊び時間と笑顔が少しでも増えますように。少しでも参考になれば幸いです。

おしまい!!







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コメントとトラックバック

  • Comments ( 6 )
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  1. By パパたんこぶ

    n_zさん。こんばんは。
    コメント、ありがとうございます!この記事がお役に立てましたらすごくうれしいです。

  2. By n_z

    とても参考になりました!

  3. By パパたんこぶ

    秋山さん。

    本栖湖でのキャンプお疲れ様でした。素敵なキャンプ場ですね〜。遠いですが、いつか行ってみたいです。もし本記事がお役に立てましたらうれしいです。またいつでもいらしてくださいね!

  4. By 秋山

    パパたんこぶさん

    先日、富士の本栖湖へ一泊で行ってまいりました
    参考にさせていただきました
    また訪問します

    ありがとうございました

  5. By パパたんこぶ

    秋山さん、こんにちは。
    当ブログをご覧いただき、ありがとうございます!
    ご返事が遅くなってしまいました m(_ _)m

    フレームがガリガリボロボロ。ピンを差し込む入り口部のことですか?
    かなり力がいる部分なので、ピンと強く接触してしまうのかもしれませんね。
    金属同士が強く接触すると、確かにガリガリになってしまうのかも。

    もしかしたらと思い、コツを一つ書いてみます。
    Aフレームにピンを差し込むときに、入り口などのファスナーを開けておくと
    少しテンションが下がって差し込みやすくなります。そうすることでピンをフレームにスムーズに入れられるようになり
    もしかしたらガリガリが解消するかも!?

    ご参考になれば、幸いです。

  6. By 秋山

    初めまして
     
    ブログ拝見しました。
    トルテュ初心者なので参考になります

    あのー
    聞きたいことがあるのですが

    フレーム! 特にAフレームの差し込み口ですが
    ピンとフレームが金属のせいでガリガリボロボロになります

    そういうのは どうされていますか

    突然訪問し、質問で すみません

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