初めてのファミリーキャンプ〜道具編。テント以外に揃えないといけないもの。5年前を思い出しながら書いてみます。

初めてのファミリーキャンプ〜道具編。テント以外に揃えないといけないもの。5年前を思い出しながら書いてみます。

初めてのキャンプ。思い立っていきなりテントを買いに行ったのが5年前。懐かしい思い出です。でもテントを買った後、次に何を買ったらいいかわらず、頭を抱えることになりました(笑)

当たり前ですが、テントだけではキャンプはできません。テントも大事ですが、他にも必要なキャンプ道具をリストアップしてみましょうか。初めてのキャンプということで本当に必要なものだけピックアップしていきます。

この記事は、

  • キャンプを始めたいけど、何を買ったらいいかわからない。
  • キャンプを始めるに当たり、最低限必要な道具が知りたい。
  • キャンプ道具を安く揃えたいけど、ちゃんと使えるものが知りたい。

そんな方の、参考になるとうれしいです!

そうそう、道具を買いに行く前に行き先は決まっていますか?ほかにもぜひやっておいたほうがいいことがあります。こちらの記事にまとめたので、もしまだだったら先に見ておいたほうがいいかも!

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テント

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キャンプ場ではテントがマイホーム。無いとキャンプは始まりません。価格的にもキャンプ道具の中で最大級でしょうから一番気合いを入れるアイテムかも。我が家も相当時間をかけて検討しました。

ここ最近は2ルームシェルターと言ってスクリーンタープと一体化したものも出てきており、さらに悩みが増えることに。我が家の初代テントもこの2ルームシェルターです。

どっちがいいか?

それはかなり難しい選択です。

ここから主観が入った分析になりますが、キャンプ場でよく見かけるコールマンやスノーピークの動向を見ていると、2ルームシェルターよりはテント単品+オープンタープという組み合わせが多いようです。この2社はキャンプを始めたばかりの人たちの中でかなりのシェアを持っていると考えられますので、ある程度の傾向はここから言えるかもしれませんね。

この記事としての結論は、この次のタープの紹介の後に書きたいと思います。というのもテントとタープはセットで考えるべきだからです。

タープ

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日差しはママの天敵ですので、たんこぶ家的には必須アイテムです。あとちょっとした雨風を凌ぐのにも必要ですから、初めてのファミリーキャンプ的にもほぼマストアイテムになると思います。

タープには大きく分けてオープンタープとスクリーンタープの2種類があります。

  • オープンタープのメリット 開放感!!風通しの良さ。夏も涼しいです。設営・撤収も楽ちん。
  • オープンタープのデメリット 虫が侵入し放題。横殴りの雨には弱い。外から丸見え。強風時は撤収が必要なことも。冬はもちろん寒い。
  • スクリーンタープのメリット 虫が入ってこない。雨風に強い。幕を閉じてしまえば寒さにも強い。プライベート感あり。
  • スクリーンタープのデメリット 開放感が少なめ。風がやや通りにくく、夏は暑いかも。重量・コストはオープンタープよりは不利。設営・撤収に時間がかかる(テントと接続する場合はさらに面倒)

スクリーンタープのデメリットである風通しの悪さが気になる方は、メッシュ窓が大きく、たくさんあるタイプを選ぶと大幅に改善しますよ。

テントのとこでも書きましたが、テントとスクリーンタープが一体になった2ルームシェルターというタイプもあり、さらに悩みが増えることに。スクリーンタープとの比較で書くと、

  • 2ルームシェルターのメリット 寝室とリビングがつながっており移動が楽ちん(雨の日も濡れない)。設営・撤収も2つ別々にするよりは早い。一体なので見た目もスッキリ、かっこいい。
  • 2ルームシェルターのデメリット 収納時の容積が大きく重い。撤収時の自由度が低い(雨の日はタープだけ残してテントを先に片付けたくなりますが、それができない)

いかがでしょうか?悩ましいですねー。当ブログ的ガイドラインとしては、

  • やっぱキャンプは開放感でしょう。多少の虫は平気! → ①テント+オープンタープ
  • 虫に入ってきてほしくない。プライベート感がほしい。オープンタープとの組み合わせもいつかはやってみたい。 → ②テント+スクリーンタープ
  • 虫に入ってきてほしくない。プライベート感がほしい。見た目すっきりが好み → ③2ルームシェルター

ちょっと雑ですが、わりとこんなもんかと。初めてのファミリーキャンプなので冬にキャンプ行くとかは想定していません。

市場シェア的には①テント+オープンタープが多いかなぁ。というのも、キャンプの醍醐味であるアウトドアの開放感が一番味わえるし、設営・撤収が簡単かつ、自由度が高く初めてのキャンプに向いているのが理由だと思います。

我が家も設営・撤収時間を短縮したい一泊キャンプのときはこのスタイルが多くなっています。迷ったときはこのスタイルがオススメです。

グランドシート

テントを買って安心してはいけません。個人的にはグランドシートは必須アイテムです。

  • テントの床を保護する 石ころや木の枝などから保護することができます。
  • テントの床が結露したり雨水で濡れるのを防ぐ これが一番のメリット。テント内で快適に過ごすことができます。またテントの床が濡れずに済むと撤収時の乾燥時間を大幅に短縮できるため、撤収作業がはかどります。

要は水さえ通さなきゃいいので、普通にブルーシートでも問題ありません。見た目は微妙ですが。。。

あと注意点としてはテントサイズよりほんの少しだけ小さくしておくこと。そうしないとグランドシートに落ちた雨水がそのままテント下に入ってきます(下の写真がその状態)。

ということで、サイズぴったりなメーカー純正品がオススメですが、ブルーシートを使う場合でも外にはみ出ないようにうまく折り返してやれば問題ないかと思います。

シュラフ(寝袋)

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ついにテント(寝床)が決まりました。次は布団です。普段使いの布団でもダメってことはないですが、シュラフ(寝袋)のほうが、

  • とてもコンパクトに収納できる。
  • 汚れても(布団よりは)簡単に洗える。

というメリットが有り、キャンプには断然向いていると思います。

さて、いざシュラフを選ぼうと思うと種類の多さにびっくりすると思います。ポイントは下記3点。

  • 設定温度
  • 形状:封筒型かマミー型か
  • 中綿の材質:化繊かダウンか

まず設定温度

大事なので一番最初に書いておきます。

買いに行くと外箱に対応する気温が書いてあると思うので、それを見ながら選ぶわけですが、プロの登山家じゃぁあるまいし季節ごとに用意する必要はありません。そんなんムリムリ。想定する一番寒い気温に対応するものを買っておけば基本的に問題ないと思います。暑けりゃ脱いどきゃいいわけで。

注意点としては2種類の気温が書いてあることが多いと思いますが、実感としては低い方は当てにしてはいけないと思います。例えばコールマン パフォーマー2の場合、「使用下限温度」は0℃となっていますが、5℃以上の「快適温度」でしか使えないと思ったほうが安全。下限温度の方は相当に着込んだり、毛布を中に仕込んだりなど工夫をこらしたときの値だと思っています。

Caleman 1

同じく、モンベル バロウバッグ#3の場合も「リミット温度」の1℃まで使えるわけではなく、「コンフォート温度」の6℃までしか使えないと考えたほうが安全です。 Montbell 1

ファミリーキャンプとしては、快適温度0℃〜10℃くらいで選んでおけば、春〜秋のキャンプシーンでほぼ問題なく使えると思います。参考まで大阪市の4月〜10月の最低気温は10.7℃。同じく軽井沢町の4月〜10月の最低気温は0.3℃だそうです(出典:気温と雨量と統計のページ)。

次は形状です

シュラフの形にも2種類あります。マミー型と封筒型です。マミー型 = ミイラの形、もうちょいマシな表現無かったんでしょうかね。

  • マミー型 中の空間が狭いため保温に有利。また収納がコンパクト。体の自由度は低い。
  • 封筒型 中の空間が広いため、寝返りが打ちやすい。布団的な感覚で使える。収納サイズが大きくなる。

簡単に言うと、寝心地なら封筒型、収納ならマミー型、でいいと思います。ちなみにたんこぶ家の場合、ママだけが封筒型を使っています。車の積載が厳しいのでマミー型を勧めていますが、寝返りが打てないからイヤなんだって。

最後は中綿の材質

これも2種類あります。

  • ダウンフェザー 収納状態がコンパクト。寝心地がふんわり。収納が簡単。洗濯に専用洗剤が必要。ただただ価格が高い。
  • 化学繊維 安い。普通に洗濯できる。保管が簡単。収納時はきっちりたたむ必要あり。収納状態がとにかくデカイ。

同じ設定温度で並べると大きさと値段がぜんぜん違うのですぐわかります。ダウンのほうが収納時のサイズが半分になるかわりに値段が倍になるイメージ

下の写真は同じメーカー(mont-bell)で比較したものですが、左から耐寒性能の高い順に並べていて、コンフォート温度が-4℃、0℃、6℃となります。性能を考えると明らかに真ん中のシュラフだけが異常に大きいことがわかりますよね。しかもこれ子供用です(笑)両サイドは大人用。

あとダウンのいいところは適当にたたんでも収納袋に入ってしまうところ。化学繊維の場合はキレイにたたんでやらないと収納袋に入りません。なかなか説明が難しいですが、やってみると結構違うんですよね。

とはいえ、ファミリーキャンプ的視点に立つと、選択のポイントはやっぱりサイズとコストだと思います。たんこぶ家としては車の積載に余裕が無いこともあり、ダウンシュラフに統一しているところですが、家族全員分を揃えるのは予算的になかなか大変。もし積載に余裕があるならばコスパに優れる化学繊維がオススメです。

シュラフマット

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なかなか寝床の話から抜け出せませんが、これでおしまいです。キャンプサイトによっちゃ小石がゴロゴロしてるわけで、シュラフマットが無いと背中が痛くて寝れないことがあるかもしれません。また春先などの寒い時期は地面からの冷気をシャットダウンするためにもやっぱりシュラフマットは必需品です。

種類も豊富でなかなか迷いますが、ざっくり分けるとこの3つ。

  • 銀マット(ウレタンマット) 安い。収納が簡単。耐久性高い。断熱性も十分。ただ寝心地はそこそこ。
  • エアマット クッション性が良い(好みはあるが)。空気を入れるのも抜くのも大変そう。穴あきに注意。
  • インフレーターマット クッション性が良い(マットレスに近い)。耐久性もそこそこあり。空気を抜くのが面倒。値段は高め。

もし撤収の手間を許容できるならばインフレーターマットがベストだと思っています。マットレスに近い寝心地だし、収納サイズも空気を抜いて潰してしまえば結構小さくなります。

インフレーターマットの老舗といえば登山メーカーのサーマレスト。たんこぶ家も徐々に買い増してきました。ただ子供の人数が増えて撤収にかける時間を少しでも減らしたい状況になったので、今は銀マットに移行中です。ちなみに使われなくなったインフレーターマットですが、ママが自宅で有効活用中。好評です(笑)

銀マットも色々ですが、これまた登山家に人気のZライトソルという製品があって、数百円で売っているぺらぺらの安物と比べるとクッション性は雲泥の差。意外なほど快適で驚きました。それでいて収納も簡単・コンパクト。いつの間にか人数分揃えてしまいました。

なおエアマットは寝心地が好みじゃないのと、穴があくと終わりなイメージがあって実は使ったことがありません(アシカラズ)。

初めてのファミリーキャンプ的な結論としては、寝心地に全力で投資したい場合はインフレーターマットを、撤収時間を節約したい場合は安物過ぎない銀マット(ぺらぺらじゃないもの)をオススメしておきます。

次のページへ続きます。







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