キャンプで簡単。鍋を使って、おいしいご飯の炊き方
キャンプのご飯。どうしてますか?
スーパーやコンビニのレトルトご飯?それもありですね!最近は電源ありのキャンプサイトに、炊飯器を持ち込む人も増えているとか?
でも実は、鍋で簡単にご飯が炊けるってご存知ですか?!小さい頃のキャンプの思い出
パパが子供の頃の話です。海でキャンプをしていました。みんなで集めた流木で火を焚いて、その上に飯ごうかけてご飯を炊きました。半分くらい黒焦げになったけど、残ったご飯にボンカレーをかけて食べたときのあの感動的なおいしさが忘れられません。
やっぱキャンプのご飯は自分で炊きたいですよね。
でも始めた頃は、うまくいったりいかなかったり。よくある失敗が芯がカリカリ、外はべっちょりになるパターン。家族からのブーイングにもめげず炊き続けて4年(大げさ)。ようやくコツがつかめてきました。しかも上手に炊けたご飯は格別のおいしさ。最近はおこげを多めに作って楽しんでいます。
大げさに書きましたが、ポイントさえ押させておけば、かなり大雑把にやっても大丈夫ということもわかりました。簡単に紹介したいと思います。
まずは米とぎ。できるだけ長時間水に浸す
ポイントの1つ目はご飯を火にかけるまで、できるだけ米に水を吸わせるということです。最低45分、長けりゃ長いほどいいです。たんこぶ家の場合キャンプ場に到着してタープや椅子をセッティングしたら、テントを立てる前にやっておきます。 まずは米とぎですが。これ自体はキャンプだからといって変わらないので説明省略。しっかりといで水を切っておきます。水切り自体はそこまで神経質にならないでも大丈夫。ご飯を炊く水ですが、うちはペットボトルのミネラルウォーターを持参します。このへんはお好みで。大事なのは水の量。米1合あたり180ccが目安です。でも180ccって微妙。。。うちの場合は、スノーピークのシェラカップで「6」という目盛りがちょうどそのくらいかなぁと思ってこれを使っています。それぞれお持ちのカップなどでどのあたりが180ccかを自宅で調べておくとスムーズかと思います。ある程度の誤差は炊き方のところで吸収できるのでそこまで神経質にならなくてもOKですよ。
ところで、この記事を書くにあたりマジメに調べてみたところ、目盛りの上に刻まれている「oz」というのはオンスという単位のことらしく1オンスは29.5735ml、6オンスは29.5735 x 6 = 177.441 なるほどちょうどいいわけだ。。。ちょっと賢くなったのでした。さて、2時間くらい水に浸すとこんな感じで米が水を吸ってぷりぷりしてきます。おいしく炊けそうな予感。ちなみに鍋ですが土鍋でも鉄鍋でもなんでもいけるみたいです。たんこぶ家ではストウブという厚めの鉄鍋を使っています。熱の伝わりが均一で使いやすいですよ。
まずは蓋を開けたまま
最初の頃によくやった失敗は蓋を閉めたまま火加減を調整していたこと。中の様子がわかんないから火加減の調節が非常に難しい。っていうかムリ!まずは蓋はあけたままでOKなんです。中火で沸騰直前までもっていきます。しばらくすると小さい泡がポコポコ出てきます。こんな感じ。
そしたら強火にします。まだ蓋はしませんよー。この強火という表現はコンロによって違うと思いますが、鍋の下から火が出ない程度の強さです。強火にすると泡が一気に大きくなります。タイマーを1分にセットしておきます。
蓋をしてからが勝負
じゃー。蓋をします。蓋をしたら強火のまま1分。蓋の隙間から蒸気がジワーっと出てきます。鍋の中では泡が大きく広がっていきます。さっきの強火はこの状況を作り出すためです。米粒が踊って隙間が広がり米の一粒一粒に均一に熱を伝えます。もし吹きこぼれがひどいなら火を弱めてOK。鍋の隙間から泡がポコポコ、汁がジワーっと垂れるくらいがちょうどいい感じです。
1分立ったら弱火にします。かなり弱火でOK。アウトドア用の器具だと弱火が苦手なので、消えるかどうかぎりぎりくらいでちょうどいいかもしれません。うちの場合はこんな感じ。鍋の中では沸騰が続いています。この沸騰状態でご飯を炊き上げていきます。このまま9分待ちます。
9分たったら強火にします。もし水分が残っていると水っぽくなってしまうので、この強火で飛ばしてしまいます。だいたい30秒から1分位。おこげが好きならちょっと長めに。おいしいごはんのいい香りがしてきませんか?もし焦げ臭い匂いがしたらすぐに火を消します。
火を消した後、絶対蓋を開けたらいけません。絶対です。開けたらどうなるかは知りませんが(笑)だって開けたことないんだもん。やってみた人がいたら教えて下さい。蓋を締めたまま10分待ちます。いわゆる蒸らしですね。
出来上がり
10分待ったら、おいしいご飯の出来上がり!しゃもじでふんわり混ぜておきます。ぷりぷりもちもちいい感じ。
おしまい!
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