オートキャンプの荷物積めてますか?
キャンプを始めた頃の話です。車に荷物を積み込むたびに四苦八苦。なんでこんなに荷物があるんだろうって頭を悩ませていました。
荷物がいっぱいだと積み込みに工夫が必要。余計な時間を使うことになり、せっかくのキャンプを楽しむ時間を圧迫してしまいますよね。それに車の後部窓を塞いでしまうほどの荷物になってしまうと、運転時の後方確認を妨げることになり安全上の問題もあります。
解決策の1つは大きい車に変えることです。
でも簡単にポンと買い換えられる人はそう多くないですよね。好みの問題もありますし。
たんこぶ家の車は、コンパクトカーベースのワゴン車で、荷室面積はそこそこあるものの、荷室の高さが絶対的に低いので積載量は限られていました。
ただ、自分の好みに合った車ですし、毎日子供たちを送り迎えをする場所への道路が非常に狭いというのもあって、なんとか今の車でやりくりする方法を模索してきました。
この4年間で色々工夫した内容を、少しずつですが紹介してみたいと思います。
この記事の目次
キャンプを始めた頃の状況
下の写真は、キャンプを始めたころの荷物の積み込み状況です。車種はスバルのレガシィツーリングワゴンになります。ご覧の通り満載状態。助手席や後部座席の足元にも荷物を積んでいます。当然、ルームミラーの視界はゼロ。
まぁ運転する分にはなんとかならなくもないですが。問題はこんな状態だと積むのも降ろすのも、とにかく時間がかかること。キャンプ場での貴重な時間を、荷物の積み降ろしで消耗したくないですよね。
あと出かけた先でお土産を買いたくなることもよくあると思いますが、この状態だとどこ積むの?ってなります。何をするにも困っちゃう状況。
現在の状況
そこでいろいろ工夫した結果が、下の写真の状態です。車種はVWのGolf Variantに変わっていますが、荷室の広さは前車のレガシィと基本的に同じです。
かなりスッキリしました。後方視界は全く問題なし。キャンプ帰りに買い物しても余裕で積めちゃいます。
キャンプ道具のコンパクト化を意識する
キャンプを始めた頃は、まずは揃えなきゃという思いがあって、安いものを優先的に選んでいました。ところがある程度の道具が揃ってくると車に積めないという問題にぶち当たり、今慌ててコンパクト化を図っています。最初からコンパクト化を意識しておけば良かったと思いましたが、後の祭り。
シュラフ(寝袋)の材質。羽毛と化繊は大違い
例えば、シュラフ(寝袋)の材質。化繊タイプと羽毛タイプがありますよね。羽毛タイプにすると断然小さくなります。下の写真はたんこぶ家のシュラフを並べたところです。
左から
- SnowPeak セパレートオフトンワイド700
- モンベル Spiral Hollow Bag Kid’s #3
- モンベル Ultra Light Spiral DownHugger #2
- モンベル Ultra Light Super Spiral DownHugger #5
となっています。
注目してほしいのは右から3つのモンベル製品です。モンベル製のシュラフは、#の後ろについている数値は対応する外気温の指標です。ざっくり言うと#5は春夏用(快適温度8℃〜)、#2は冬用(快適温度0℃〜)みたいな感じです。
注目は左から2番目の「Spiral Hollow Bag Kid’s #3」のデカさ。同じメーカーで子供用かつ#3)なのに、左から3つ目の#2よりもはるかに大きい体積になっています。これは化繊か羽毛かの違いが非常に大きいです。右端の春夏用#5になると、ここまで小さくなってしまうのが羽毛の凄さ。いずれは全部羽毛のシュラフにしようと思っています。
なお左端のスノーピークのシュラフだけはダントツの大きさですが、実はこれ化繊ではなく羽毛なんです。キャンプを始めるにあたって、ママが快適に寝られるようにと買った思い出の品ですがやたらとデカイ。モンベル製との違いはシュラフの形。スノーピークは四角い「封筒型」、モンベルは人型の「マミー型」というタイプです。でもこの容積の違いは形だけではないように思います。ファミリーキャンプメーカーと山岳グッズメーカー。メーカーの考え方によるところが大きいのでしょう。
このスノーピークのシュラフは封筒型が好きなママが愛用しており、寝返りが打ちやすいと好評です。デカイというパパの苦情はおそらく聞き入れられることはないでしょう。。。
とまぁ、小さくするなら羽毛のマミー型、できれば山岳系メーカーのものをチョイスすればOKです。あとは家族の好みとご相談を。
テントの違いも大きい
それから大物キャンプ道具といえばテントが筆頭に上がりますが、同じ収容人数だとしても収納時の大きさには結構な違いがあります。
キャンプを始めた当初はスノーピークの4人用2ルームシェルター・トルテュPro.を使っていましたが、収納時の容積は結構なものでした。
その後、設営時間の短縮を狙って7人用テントのモンベル ムーンライト7を購入。
収納サイズを比較してびっくり!!圧倒的にムーンライトが小さいです。トルテュPro.は幕体とフレームでパッケージが別れていますが、フレームだけでムーンライトと同じくらいのサイズです。重さで比較してもトルテュPro.の24kgに対し、ムーンライト7は8.4kg。なんと3分の1!
もちろん設営さえ完了してしまえばトルテュには圧倒的な利便性・外観の良さがあり、これもなかなか捨てがたい。
たんこぶ家では1泊2日の短期キャンプではムーンライトを、チェックアウト時間に余裕があったり2泊以上の長期滞在の時はトルテュを、という風に使い分けることにしています。
細かい食器類もまとめてコンパクトに
それから収納するときもコンパクト化を意識するようにしました。食器や調理器具はひとまとめにして収納。ばらばらにしておくと嵩張るのはもちろん、準備や片づけに余計な時間がかかってしまうので。
この入れ物はユニフレームのフィールドキャリングシンクというアイテムですが、家族5人分の食器がきっちり収まるように中身を揃えました。ひとまとめにできれば自然と荷物全体がコンパクトになっていきます。
このフィールドキャリングシンク、なかなかのスグレモノで、蓋がまな板代わりになったり、直火にかけて寒い時期に洗い物用のお湯を用意したりと大活躍。たんこぶ家のヒット商品の1つとなっています。
ほかにも、こんな方法も
以上は、ほんの一例です。他にもコンパクトに折りたためる椅子やコンロなど、探せばいっぱいコンパクトなアイテムが見つかります。特に山登り用品に目を向けると、びっくりするくらいコンパクトな商品が多いです。ポイントは利便性・経済性とのバランスをとること。機会があれば他のアイテムも紹介していきたいと思います。
’17/08/13追記 その後、追加でコンパクト化に有用なアイテムの記事を書きました。よかったらどうぞ!
どうしても足りないときはルーフボックスを活用
ちょっと反則っぽいですが、これは効きます。絶大な威力を発揮。
この写真のものはThule社のTouring 780というモデルですが、420Lもの容積があり、一気に積載量がアップします。車室内と隔てた荷物室を持てるということもメリットですね。濡れたもの、泥遊びの汚れ物など、ぽいぽいっと放り込んでおけば、車室内はクリーンに保つことができます。
うちの場合、こんなものが入ります。
- テント
- タープ
- 家族全員のシュラフ
- 家族全員の椅子
- ガスコンロ
- 末娘のベビーカー
- 子供の遊び道具(水鉄砲、サンダル、虫カゴ・虫取り網、etc.)
これでも結構スカスカで、まだまだ余裕ありですよ。
ルーフボックスに何を入れるかについては、うまく選んでやることでキャンプの設営・撤収時間を効率化することができます。別記事に書いているので良かったらご覧ください。
悩ましいルーフボックスの収納について
すごく便利なルーフボックス。でも使わないときの置き場に困りますよね。結構デカイですから。運ぶのも大変です。我が家はこんなふうに解決しました。
まとめ
いろいろ工夫してきましたが、いまだにキャンプ道具の積載は大きな課題の一つです。でもこれもキャンプの楽しみの一つですよね。たぶん5年後もやってそう(笑)そのときはもう少し進歩していると思うので、まだキャンプが続けられていたら紹介したいと思います。
おしまい!!
参考記事
コンパクト化に有効なアイテムについて追加の記事を書きました。よかったらどうぞ!!
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